【ベローズ式パワーアシストロボットの原理】

パワーアシストロボットは、樹脂製のベローズ(Bellows:蛇腹)と空気圧との組み合わせにより、軽量で柔らかな運動装置を実現したものです。給気と吸気を切り替えられるポンプにより、あるいは正圧と負圧のエアタンクを切り替えることにより、容易に関節の屈曲進展運動を、柔らかく安全にアシストします。

 

【基本理念】

(1)安全なシステム:

ベローズの断面積と供給圧力との積を超える力は発生しないため、過剰な力を発生できません。逆に、余分な力が発生しないため、ロボット=機械でありながら本質的に安全なものとなっています。

(2)自然な身体動作を妨げない:

人の関節は便利なもので、回転の中心が一点というわけではありません。そのため、関節を曲げると関節間の距離が変化します。この影響を受けない構造とするため、柔軟な構造を持つ樹脂製のベローズ(蛇腹)を中核部品に採用しています。さらに、ベローズの関節側を弾性リングで拘束することにより、関節の回転運動を自然なアシスト力で補助しています。

(3)過剰な負担をかけない:

樹脂製のベローズと空気圧との組み合わせによる軽量で柔らかな運動装置、樹脂や軽金属によるフレーム、および布製のベルトにより作られているため、利用者に過剰な負担はかけません。

 

国際出願 PCT/JP2010/058013

 

【パワーアシストロボットシリーズ】

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